無料のアクセス解析を活用すれば、運営しているホームページがどのような層に好まれ、どの手段で閲覧者が流入している、などの情報を得ることができます。
ところで、アクセス解析を探すとき、有料のサービスも多数見つかると思います。
これらは、無料のものとどう違うのでしょうか?
他のページでも解説していますが、無料のアクセス解析では、以下のような情報を得ることができます。
有料版にはこれに加えて、次のような要素が加わることが多いです。
また、現在需要が伸びている「ヒートマップツール」や、SNSのデータ解析も有料サービスとして展開されていることがあります。
これらのことから、有料のアクセス解析は、本腰を入れてWebのマーケティングを行いたい企業により向いているといえるでしょう。
では、有料アクセス解析ツールにはどのようなものがあるのでしょうか。
代表的なものをご紹介します。
まずご紹介するのは、言わずと知れた無料アクセス解析「Google Analytics」の有料版、「Google Analytics 360」です。
無料版にも十二分の機能が備わっていますが、有料版の360は、それを更に強化したものとなります。
Google Analyticsの無料版では、一定数を超える呼び出しがあるサイトについて、アクセス数などの正確なデータが提供される保証はありません。
Google Analytics360では、その呼出データ量が無制限となります。
これにより、月間数億のPVを稼ぐサイトでも、正確なマーケティングが可能になるのです。
さらに、セルフサービスで補っていたサポートが、Googleから提供されるため、不明な点が速やかに解決できます。
この点も、大規模なビジネスを左右するウェブサイトにより向いていると言えます。
また、Googleは広告やその制作にまつわるツールを多くリリースしていますが、それらとの連携も強化されます。
広告で打つキャンペーンとその効果を、1つのラインで管理できるようになるのです。
以上のことからGoogle Analytics360は、大企業に向けてのサービスだと言うことができます。
Ptengineは、インサイト、エンゲージ、データプラットフォームを三本の柱として掲げる、アクセス解析プラットフォームです。
使いやすく、理解しやすい解析インタフェースを特徴としており、無料プランも提供されています。
また、近年ではよく見られるようになったヒートマップツールも利用が可能です。
有料プランを利用すると、月間の対応可能なPV数、イベント数の向上、ヒートマップの対象とできるページ数上限の撤廃、チャットによるサポートなどのサービスを受けることが可能です。
User Insightは、通常のアクセス解析に加え、ヒートマップツールの使用が可能なアクセス解析ツールです。
Ptengineでも利用が可能な、このヒートマップツールとは、閲覧者のマウスの動きを追跡し、Webページ内で特にどこが重要視されているのかを可視化してくれるものです。
これにより、ユーザーに熟読されているエリア、読むのを止めて離脱しているエリア、クリックされているエリアなどを把握することができるのです。
Mouseflowは、ユーザーのセッション監視に特化したアクセス解析ツールです。
その最大の特徴は、ユーザーがアクセスしたあと、どのように動いたかを録画していること。
セッションのリプレイをすることで、ユーザーがどのようにページをスクロールし、どこをクリックしたのか、まで把握することが可能です。
ページ内のどのコンテンツを活かし、どのように視線を誘導すれば良いのかを把握するため、大きな助けとなるでしょう。
Social Insightは、ここまで紹介してきたアクセス解析と少々毛色が異なります。
このサービスは、SNSのアカウントについて分析するサービスです。
Instagram、Twitter、Facebook他、代表的なSNSについて、現在のムーブメントや、運営アカウントの分析を行ってくれます。
アクセス状況の確認は、各SNSのアナリティクスで確認できる場合が多いですが、Social Insightでは、同業他社のアカウント動向などとの比較分析が可能です。
SNSを利用したマーケティングには大いに役立つことでしょう。