インターネットの普及で、インターネット上のWEBサイトやSNSから様々な情報を集めることができるようになり、自分のウェブサイトを運営したり、SNSを通して情報を発信したりする機会が増えました。
特に商品やサービスを提供する企業や個人事業主は、自社の商品やサービスを多くの人に知ってもらうためにWEBサイトを活用しているでしょう。
そして、WEBサイトを自分で運営していれば、どれだけの人が自社の商品やサービスに興味を持っているのか、どれだけの人がサイトに訪問しているのか気になると思います。
WEBサイトにどれだけの人が訪問したのかを知る方法として、WEBサイトにアクセス解析ツールを実装することで有用な様々なデータを解析することができます。
このアクセス解析には有料版と無料版のツールがあります。どのようなアクセス解析ツールがあるのか、有料版と無料版でどんな違いがあるのか、ここではアクセス解析ツールや解析されるデータについてご紹介したいと思います。
アクセス解析ツールはデータの取得方法によって3種類に分類することができ、「サーバーログ型」、「パケットキャプチャ型」、「Webビーコン型」の3種類があります。
サーバログ型のアクセス解析ツールは、ソフトをサーバーにインストールしてサイトのログデータを解析することが出来るアクセス解析ツールのことです。
パケットキャプチャ型のアクセス解析ツールは、インターネット上に流れているパケットを取得して、そのパケットから取得したデータを解析するツールです。
Webビーコン型は、JavaScriptの解析タグをWEBサイトに組み込み、スクリプトによって収集したログデータを解析するツールのことです。
3種類のアクセス解析ツールにはそれぞれメリットとデメリットがあり、アクセス解析の導入方法も違います。
それでは、実際にどんなアクセス解析ツールがあるのか、無料で利用可能なアクセス解析ツールをいくつかご紹介したいと思います。
Googleが提供するアクセス解析ツールサービスで、最も利用者が多いアクセス解析ツールとして有名です。
Googleのアカウントを作成して登録すれば誰でも利用することができます。
GoogleアナリティクスはWebビーコン型のアクセス解析ツールで、解析タグをWEBサイトに貼り付けるだけでサイトのログデータの収集と解析を行うことができます。
忍者アクセス解析は、忍者ブログや忍者ホームページといったサービスを運営する株式会社サムライファクトリーが提供するアクセス解析サービスです。
無料版と有料版があり、有料版だと広告の非表示やリンク元URL数の上限がアップするなどのメリットがあります。
アクセス解析研究所のアクセス解析は無料で利用することができます。
無料で使えるアクセス解析ツールでは、アクセスログの保存期間に制限が設けられているツールも多いですが、このアクセス解析研究所のツールはGoogleドライブと連携させることでアクセスログを無制限に保存することが可能となっています。
スマートフォン解析ツール「User Local」は、スマホやタブレットを使ってサイトにアクセスしたユーザーのログを調べることができるツールですが、PCのユーザーのログも収集することができます。
登録を行い、解析を行うWEBサイトのURLを登録したあと、解析タグをそのWEBサイトに設置することでアクセスログの収集を開始します。
スマートフォン解析ツール「User Local」は、ユーザー属性を細かく調べることができるので、特定のユーザー層にマッチした記事を作成する場合などに役立ちます。
i2i.jpのアクセス解析は、Googleアナリティクスなどと同じWebビーコン型のアクセス解析ツールです。無料でアクセス解析を利用することができますが、無料版では広告が表示されるため、広告を非表示にしたい人は有料版に切り替える必要があります。
アクセス除外やリンク元などのアクセス解析として必要な機能は一通り揃っています。
タグをHTMLに設置するだけで訪問者数、ユニークユーザー数、ブラウザやOSなどのアクセス環境を解析することができます。
無料版では広告が表示されますが、表示される広告は2種類から選ぶことができます。
また、広告を表示にする場合はオプションの商用サービスで月額料金を払うことで利用することができます。